ロシアのファッション事情(冬編)

ロシアのファッション事情、冬編(ロシアといっても広いのでモスクワ、ペテルブルクをご想像ください)。

 

マストアイテムその1

帽子。秋ごろからかぶっていないといろんな人に怒られます。「あら、あなた帽子は?」(詰問調)などと聞かれます。かぶり続けると紙がぺしゃんこになるので年頃の若い人たちは嫌がってかぶらない人もいます。でも突然雨が降ったときとか、帽子のおかげで傘がなくても平気だったりするので、帽子はマストです。

意外と年配の女性に人気なのがベレー帽。皆さんおしゃれにかぶっています。ニット帽よりも様になるし、クラシカルな装いの多い女性には圧倒的人気です。

若い人はやはり極寒期にも備えてニット帽をチョイス。男の人はみんな黒のニット帽をかぶっている印象です。

 

マストアイテムその2

マフラー。首元は絶対冷やせないし、マフラーしていない人もほとんど見かけません。ストールを三角形にほっかむり?みたいにかぶって、帽子代わりにする女性を見ることもあります。これも小顔で顔立ちがはっきりしているから、決まるんですよね。

 

マストアイテムその3

ダウンコート。ダウン持っていない人いるの?というくらいの普及度です。一番寒い時期に都市部にいらっしゃる方は-20度くらいまでを想定されるといいです。毛皮のコートは圧倒的に軽くて暖かいですがもちろんそれなりのお値段。

もちろん一冬をダウンコート一枚では無謀(というか冬が長いのでやっていられない)なので、ウールのコート(春先になると明るいカラーが店頭に並んだりもします)、ダウンもショートとロング両方など、コートもいくつか皆さん手元にそろえているようです。

 

ファッションポイント

ここで重要なポイントをお話しします。

それは。。。

色合いです。コート、マフラー、手袋、カバン、靴、全身のトータルの色バランスが非常に大事になってきます。

というのも、ロシアではわりと色調を統一させる傾向があるのです。青系、赤系、白系といった感じで、マフラー、手袋、帽子を同じ色にすることもよくあります。

もちろん色調だけではなくデザインも、ストリート系とかフェミニン系とかでそれぞれありますが。。。

実際に真似してみるとやはり上品に色がまとまるのです。

何か月もコートをはじめとする完全防備で過ごすロシアの冬。ファッションにもその冬を楽しく乗り切るコツを見出せるのではないでしょうか。

 

調子づいて二つも記事を更新してしまいましたが、参考になればうれしいです。

 

ロシアのファッション事情(レディース服その2)

 

こんにちは。ロシアのファッション事情へのアクセス数の多さにびっくりしました。しばらく放置していたのでだいぶ間が空いてしまいましたが、

続けてこの記事では、よりモード系なブランドの紹介をしていきます。

価格帯は前の記事より上で、品質にもこだわりがあるブランドです。私見ですが、若手デザイナーのブランドが多く、生産ラインの都合などで、品質にばらつきがあることもあるようです。すくなくとも顧客の声にそういった状況が反映されているのを見ることがありました。

これらのブランドに欠かせないのがブロガーの存在です。若く、スタイル、そしてセンスがよく、文才のある女の子たちがさりげない毎日の写真の中で、ブランドの服をまとい、しっかりブランド名をタグ付けし、彼女たちにあこがれるフォロワーがリンクを飛んでブランドのページにたどり着けるようになっているのです。場合によってはプロモコードを提供することもあります。ブロガーもそれぞれ特徴があるのですが、自分のスタイルから外れず、自然にブランドを選ぶのはさすがだと思います。

 

1 PRIVATE SUN

PRIVATE SUN

モスクワのブランド。フェミニンとマスキュリンの融合としてのオーバーサイズを提案。ウエストを強調しないブランドがあるなんて、と驚くほど、このブランドのオーバーサイズは衝撃的でした。今年はガウンコートがとてもはやりましたが、個々のブランドはもちろん、ゆったりとしたオーバーサイズのコートを提案。

 

2 So  Number One

Главная :: So Number One

ペテルブルクのブランド。2013年に登場した新鋭ブランドで、チュールスカートで一躍有名になりました。空気のように軽いチュールを何枚も重ねたスカートやドレスが特徴的。ワガノワ・アカデミーの生徒や、バレリーナをモデルにすることも。2万円前後から3万円くらいの価格帯。

 

3 Уста к устам

Уста к устам

 こちらも同じくペテルブルクのブランド。ナチュラル系とでも言えるでしょうか。日本の森っぽい雰囲気と比べるとだいぶ生地が丈夫(というかごつい)です。

もこもこした帽子とか、あまりぴったりしないシルエットとか、かわいいですね。

 

4 Nepovtorimie

https://nepovtorimie.ru/

Черешня (cherry)というワンピースラインを内包したペテルブルクのブランド。韓国のブランドの服を扱うこともありますが基本的にはペテルブルクで作っているようです。

2のSo number oneほどモード寄りではないですが、女性らしさ、フェミニンな感じを前面に押し出しながらも、決して子供っぽくはならないのがさすがロシアブランド。色もパステル系やくすみ系など日本のブランドよりもカラーバリエーションが多い気がします。髪の色、目の色がみんな違うからでしょうか。

 

ほかにもロシアの新鋭デザイナーは増えていて、面白いのですが、着やすそうで価格帯もそこそこのところとなると、こんな感じになります。

日本だったらもっと価格帯も、デザインもバリエーションがたくさんあるのにと思いますが、それまでは外資系(Sister JaneやTOP SHOP, HandM, ZARAなどなど)一本だった若者向けブランドが、欧米間の関係悪化や経済悪化により値上げや撤退などに追い込まれて、ようやくロシアでもロシアのブランドを、という流れになっているのかなと思います。

そうはいっても日本と比べても割高ラインのブランドなので、やはり中間層以上向けなのでしょう。

 

私見にすぎませんが、どのブランドも2010年以降にできた新しいブランドで、業界に新風を!という意気込みが感じられます。身長や顔立ちなどもあって全部が全部日本人に合うわけではありませんが、日本にはなかなかない色使いやデザインが楽しめます。

 

ちなみに、ユニクロもロシアではどんどん店舗数が増加中。日本と比べればもちろん価格は割高設定ですが、外資系のほかのブランドと比べれば同程度かむしろ安いくらい、その上品質はどこにも負けない。ごてごてしないシンプルなデザインがミニマリスティックで、神秘的な日の出づる国日本へのイメージと相まって、受けているようです。正直着た時のラインなどロシア人はどうなんだ?と思っていましたが、UNIQLO U などこだわったデザインもあり、カラー展開も豊富でばっちり、という印象。

 

もともとソ連時代は外国製品を密輸し知り合いを通じてあの手この手で手に入れておしゃれをしていたロシア人。彼らから実際に「ロシアは洋服は苦手分野」という声も聞いたことがありますが、みなさん自分に何が似合うかを吟味して(それも結構なスピードで決断する)、服を選んでいます。

あと結構な頻度で服が似合っていたり、ちょっと良いものを着ているととほめてくれます。

日本と比べればもちろん体のラインを出すおしゃれは顕著ですが、上記のブランドに挙げたように、流行は、女性らしさや自然体、ナチュラルな自分らしさを引き出せるものが主流になっています。

カラー診断や骨格診断などが最近日本では流行っているようですが、それって裏を返せば「(服が)自分に似合うかどうか」。日本人も黒髪黒い目黄みがかった肌だけではありませんし体格や骨格もひとそれぞれ。ネットの買い物はもちろん便利ですが、自分に似合うかどうかは着てみた印象と確かな目(偉そう笑)をもつことがやはり大事なのでしょう。ロシアのブランドの話から日本の話になってしまいましたが、そんなことを思ったのでした。

 

思いがけずアクセスが多くてびっくりしましたが、自己満で書いていたブログで、いったいどういう方が読んでいらっしゃるのか全く見当もつかず・・・

何かこの話をしてほしいとか、ここもっと掘り下げてほしいとか、要望があったらコメントいただけたら参考になります。

では、次はファッション事情冬編でも書きたいと思います。ではまた!

 

ロシアのファッション事情(レディース服その1)

日本のレディース服って本当に系統がたくさんあって、種類も豊富だと思います。

ではロシアのファッション事情はどうなのか、簡単に紹介していきます。

まず最初にあくまで主観に基づく感想だということをお断りしておきます。

 

やはり牛耳っているのは外資ファストファッションブランド。HandM、ZARAはその中でも特に目立つ二大勢力です。この価格帯、規模で、そこそこの品質とオリジナリティのあるロシアブランドはまだないと思います。

 

ロシア人女性が最も愛するスタイル、それは、レースとほっそりしたウエストを強調するデザインです。風にはためくシフォン素材のロングスカートも好評です。

この国ではウエストマークが命です。ダウンですら上からベルトをしめてウエストを強調する国なのです。もっとも、最近はそういう傾向に反発した新しい流れももちろんあります。それについては次回詳しく説明してゆきます。

 

1 LOVE REPUBLIC

Новые коллекции | Свежие поступления LOVE REPUBLIC

いかにもロシアっぽいという感じのブランドです。強め、攻めの姿勢のLOVE REPUBLIC。手に入れやすい価格帯です。

 

2 ZERINA

Модная и стильная женская одежда в интернет-магазине Zarina

LOVE REPUBLICと比べると優しめ、やわらかめ、体の線もそこまで強調しないかわいい系のブランドがZERINA。”BE PROUD OF RUSSIA”というバレエをモチーフにしたシリーズや、トップモデル、ナタリヤ・ヴォジャノワの基金"Nude Heart (Обнаженное сердце)"とコラボした企画などもおもしろい。

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3 InCity

http://incity.ru/

オフィススタイルの服も豊富なInCity。ZERINAほどかわいらしすぎず、LOVE REPUBLICほど攻めすぎない、中間くらいにあるシンプル目のブランド。

 

手に届きやすい価格帯で、店舗もロシア全土にとどまらず、ウクライナなど周辺諸国にも展開している大規模なブランドが以上でした。

概していえるのは、やはり綺麗めな感じが無難だということです。LOVE REPUBLICはセクシーだけどやっぱり着る人のスタイルをかなり限定するブランドだと思います(もちろんサイズ展開は豊富ですが)。

 

次回はよりモードめなブランドを紹介していきます。 

 

国際婦人デーで思ったこと

3月8日は国際婦人デーでしたね。

現在ロシアにおりますが、国際婦人デーは日本とは違ってビッグイベント。

いろいろ思ったことがあるので書き綴りたいと思います。

国際婦人デー。カップルの色めき立つ日。女性は男性からプレゼントをもらい、ロマンチックにお祝い。周りもみなネイルサロンの予約をしたり、大忙しの模様だった。

化粧品を売るお店はセールでかなりの値下げで男性の負担を減らしたり。

当日わたしは美術館に行き、帰りがけに立ち寄った店で女性店員から、"国際婦人デーおめでとう"と薔薇を渡された。思いがけず嬉しかった。片手に薔薇を一輪そっとたずさえて歩くのは気分が良かった。たとえわたしにこの日お花をくれる"決まった人"がいなくても、惨めな気持ちにはならないし。

大通りを歩いていたら前方から女性たちの集団が。"私たちはみな姉妹!"とコールしながら進んで来る。警察が囲み、ただならぬ雰囲気。フェミニストの集団だったようだ。せっかく女性であることをお祝いしてもらえる日にどうして文句言うんだろうとその時は思った。彼女たちの趣旨も、家に帰ってニュースで見たけど、よく理解できなかった。彼女たちの何人かは拘束されたようだった。

ロシアは小規模だが男性の日もあり、女性は恋人の男性をお祝いする。平等でしょう。ただ少し思ったのは、3月8日は恋人のいない女性にとっては肩身がせまい。精いっぱいおしゃれして、花束を抱えて笑みを浮かべる女性、それを嬉しそうに眺める男性。これがこの国では国際婦人デーの正しい過ごし方なのだ。その枠外のわたしたちは、女性としてお祝いしてもらえない…一番祝って欲しい人がそもそもいないから。もっとも女性同士でもおめでとうと言い合ったりはするが。

もちろん誰もがパートナーがいるわけでもなし、映画館からは女の子のグループや仲良しおばあちゃんたちが出てくるのも見かけた。せっかくの休日、楽しく過ごしたいものである。

 

インポートランジェリーの話ー2

今回は私が買ったことのあるインポートランジェリーのブランドの話をしたいと思います。予算もかなーり限られていてそこまで多いラインナップではありませんが実際に購入したものに限って、お話しします。

No.1 Aubade

フランスのランジェリーブランド。インポートブラ第一号はここのものから。どきどきして試着をさせてもらって・・・かなり当時は体重も落ちたのもあって、合わないブラをつけていて店員さんに軽く説教(笑)もされ、反省したのだった。

最初はレースブラの心もとなさが不安で、どうつけたらいいかもよくわからなかったけれど、コツがわかると本当に美しいラインが生まれてうっとりする。

Aubadeのブラは値が張るけれどそれだけの価値はあると断言できる。芸術的なまでの美しさ、繊細さ。Aubadeはアンダーにゆとりのあるブランドなので、65の私は合うものを見つけるのにいつも苦労するけれど、ぴったりなサイズがあるデザインのものを試着したときの喜びはひとしお。定価で上下はとても買えないお値段だけど、いつかはぜひ。。。百貨店で購入。

オーバドゥ日本公式サイト Aubade JAPAN

 

No.2 L'agent by agent provocateur

Agent provocateurというイギリスのランジェリーブランドのセカンドライン。ファーストラインよりは廉価だが、デザインが日本にはないかわいくてセクシーなものが多く、手の届きやすい価格帯ということもあってお気に入りのブランド。アンダーもちょうどよい大きさで買い物がしやすい。海外のショッピングセンター、および日本のセレクトショップで購入。

 

No.3 Le petit trou

ポーランドの新鋭ブランド。ブラックを基調としたメッシュのランジェリーがメイン。シンプルな中にさりげないキュートさを秘めたおしゃれなデザイン。思いっきりかわいいピンクのリボンがついているのでもなく、さりげないブラック一辺倒で勝負する潔さが心地いい。購入時に箱に入っているのも特別感があっていい。体を包み込む大切なものという感じが伝わってくる。HPもシンプルながらハイセンスなのでぜひご覧あれ。ランジェリー界的には東欧が今熱いらしいと小耳にはさんだことがあるが、このブランドは大注目中。セレクトショップで購入。

Le Petit Trou

 

No.4 Gossard

イギリスのブランド。ロゴが太字で、なんとなく関西弁のブランドというイメージが勝手にある(いろいろ失礼)。繊細さというよりは大胆さを売りにしていて、頼れる姐さん的存在。セールでとんでもなく安くなることも。背中の留め具から延びるストラップが独特のデザインになっているものもあり、かわいい。普段使いのシンプルなものから花柄やレースまで豊富なラインナップ。セレクトショップで購入。

Official Gossard™ Online Store | Shop direct from the luxury British lingerie brand.

 

No.5 Cosabella

イタリアのブランド。日本にはないカラフルな色使いが魅力。価格帯も手の届きやすい範囲。PAUL&JOEとのコラボランジェリーもあり、要注目。ここのレースブラが繊細で大好き。最初にインポートランジェリーを試すのなら、このブランドが手に入りやすくておすすめかもしれない。セレクトショップで購入。

Cosabella – Luxury Lingerie, Bralettes, Thongs

とりあえず、以上になります。

ナンバリングに特に意味はありません。試着だけしたのならもっとたくさんありますが、上記の5ブランドでしょうか・・・記憶に良く残っていて今でもよくつけるのは。

購入して一年以上たっていますが、へたってきたりといったことは今までないです。もちろん、手洗いです、ちなみに!

 

お肌のお手入れの話

今回はお肌のお手入れについて。

これまでの肌の変化や理想的なお手入れなどを書き綴っていきます。

中学生のころ、おでこにひどいニキビができていた。環境が変わったストレスもあり、一向に良くなる気配はなく、皮膚科や様々な洗顔料を試したけれど、結局ニキビには3年間ずっと悩まされ続けた。高校は屋外競技の運動部に入り、真っ黒に日焼けした。正直この時期の日焼けがいつ肌に現れるのかおそろしい。運動部は途中で退部し、受験のころには真っ白になっていた。日焼けが落ち着くのと同じころ、肌荒れも徐々に減っていった。

大学に入ってからは、肌のトラブルはほとんどなくなっていた。ただなぜかクレンジングのあとすぐに乳液を付けるというかなりずぼらなお手入れで満足していて、完全に理想の状態には程遠かった。

それと、肉を食べなくなって、肌の脂っぽさは本当になくなった。ただこれは別に美肌のためでも、ベジタリアンを目指したくて、とか痩せたくて、という目的でもなく、単に肉への食欲がまったくなくなったためで、だれにでも勧める気はない。肉が美味しかったころの記憶もあるし、好きな食べ物は我慢しないほうがストレスにならないので・・・

気を付けているのは、化粧をしたまま眠らないことと毎日日焼け止めを付けること。基本的にはそのくらいである。ただ、使っている化粧品が市販されていないものなので、その会社が倒産したらスキンケアはどうなってしまうのかという不安が常にあった。

一年ほど前から化粧水を手作りするようになった。使うものはグリセリン、ラベンダーウォーター、ラベンダーのエッセンシャルオイルのみ。材料や容器などはすべて「生活の木」で購入できる。真冬はさすがに乾燥するので乳液も使うが、それ以外の季節はこれだけで充分、まったくトラブルもなく、透明感のあるつや肌がキープできる。何より安上がりで安全なのが魅力である。

化粧品は本当に難しい。一番の懸念材料は、保存料などの添加物。中には発がん性が疑われるものも使われていたりする。プチプラ、国内ブランド、外資系、オーガニックコスメとおもに4択だと私はとらえているけれど、何しろ肌が弱いので市販のものをどんどん試す勇気もない。それとパックは肌が赤く荒れるので使えない。

ただシャドウは、少し冒険しても何も起きないので、YSLなどを楽しんだりもする。

最近はコスメキッチンなどで気軽にオーガニックコスメに触れることができるようになったので、ハンドクリームや整髪料などはそこで見たりすることもある。

肌は本当に弱いが、今のところ大きなトラブルもない。

ストレスフリーな生活を心がけているせいかもしれない。ただ冬場の乾燥は思ったよりも堪えるようになってきたので、保湿には気を付けたいと思う。

完全に自分用のまとめになってしまいましたが、最近の私のスキンケアはこんな感じです。あまり参考にはならないかもしれませんが、、、なったらうれしいです。

 

自分をいたわるということ

前回は食べられなくなる話-自分を痛めつける話をしましたが、今回は前向きに、自分をいたわることについて書きたいと思います。

自分を甘やかすことといたわることは似ているようで、やはり差異がある。いたわることで傷が癒え、回復して行くのに対し、甘やかした結果は必ずしも良いとは限らない、というかだいたい良くない。

 

自分の話をすると、わたしはまずストレスを溜め込むとすぐ体の不調となってあらわれ、それがなかなか治らない。頭痛、湿疹、胃痛、口内炎…胃痛は特に、毎食後シクシク痛むのでうつ伏せになって寝て、痛みが収まるのを待つしかなかった。

 

では一体何が自分をいたわることになるのか。

 

規則正しく良質な人・ものに囲まれた穏やかな暮らし。

ふと心に浮かべたのはこんな生活を送ること。

 

良質な人というのは語弊があるけれど、20歳も過ぎてくるとだいたい合う人合わない人というのが学歴や性格、バックグラウンドから分かれてくる。不必要に自分を好かない人と仲良くする必要はないし、自分が好きではない人に好意を振りまく必然性もない。

あたりさわりなくそういう人とはお付き合いをすればいい。それかだんだん疎遠になればいい。

 

良質なもの。これは労力のいることだけれど、本当に必要なものを厳選して身の回りに置くこと。

洋服の例でいえば、ショッピングモール(PARC〇など)を全フロアまわってみると様々な価格帯のブランドがあり、どこもたいていは似通ったデザインのものを季節ごとに販売していることがわかる。高ければよいとは限らない。実際に着てみたライン、素材、お手入れのしやすさ、持っている服との合わせやすさ、予算などを総合的に判断し、最終的には「これが絶対ほしい」という思いがあるかどうか自分に問う。そこで「いやこれは似たような服を実は持っているのでは」「さっきのお店のほうが高いけれど質も全然よい」「店員の態度が悪い」などマイナス要素があるようなら買ってはいけない。そのマイナス要素は購入後に消えることはないからだ。店員は関係ないようで重要である。気持ちよく買い物をすることからその服との関係は始まる。最初のスタートの時点で嫌な思いはしたくない。もっとも嫌な店員にあたることは、個人的には今までほとんどない。

自分が本当に納得できる買い物をするべきだ。たとえば。4900円のデニムと15000円のデニム。前者がワンシーズンでほつれてくる上にちょっと体に合わないとする。15000円のデニムはもちろん高いがラインは抜群にきれい。生地もしっかりしている。体形が変わらなければ、3年、5年と履けるだろう。それならば断然後者を選ぶべきなのである。ある意味これは未来への投資でもある。毎年同じようなデニムを探す手間や、処分するもったいなさなどを考えても、良質なものに囲まれる日々というのは決して金銭的な意味での贅沢ではないとおもう。

もちろんなんにでもお金をかければいいというものではない。年相応の恰好というのがある。若いうちからあまりにも高いものを身に着けることに私は賛成しかねる。

逆に言うと多少の品質の差異は若さで補える。

だから異なる価格帯であっても、自分で納得して買ったものを上手に組み合わせることが大事だろうというのが結論である。

高いものばかり自分に買い与えるのは甘やかしである。

反対に安いものばかり身に着けていると、鏡をはっと見たときに愕然とするぱっとしなさがあったりする。その匙加減は人それぞれだろうけれど。

 

そして規則正しい生活。

たとえ良質な人やモノに囲まれていたとしても、規則正しい生活なしには自分をいたわっているとは言えない。

スマホばかり眺めない。本も読む。たまには遠出もする。きちんと体を動かし、休ませる。朝起きて夜眠る。食べ過ぎず腹八分目を目指す。

昨年は体をちょっと壊して、廃人のようになっていた私。生活環境が変わり体調はぐんぐん回復し、やはり健康なくしてはなにもできないのだなと悟った。

 

異常が私の考える自分をいたわるということ。

生きていくのってそんなに簡単じゃないけど、いたわりながら毎日を楽しみたいと切実に思う。